先日、秋葉原にあるメイドカフェが摘発されました。最近、新宿でも有名ユーチューバーが在籍するキャバクラ店が摘発されています。容疑はいずれも無許可営業です。無許可営業の罰則は風営法で最も重い、2年以下の懲役若しくは200万以下の罰金です。(併科もあり)
さらに、5年間は新規の風俗営業の許可が取れません。
秋葉原のメイドカフェは「接待行為」を行っていたにもかかわらず、風俗営業1号許可を取得していなかったということです。とはいえ正直なところ、メイドカフェやコンカフェとうたっておきながら接待行為を行っているお店は他にもかなりあると思われます。→接待行為に関する記事はこちら
今回警察が動いた理由として、コロナ渦中の緊急事態宣言下であったことも一因でしょう。
摘発されたメイドカフェは、時短要請に従わず朝方まで営業していたらしく、過去にも同様の行為で行政処分を受けていたとのことです。他店が苦しいながらも要請に従っている中で、おそらく見せしめという側面もあったのではないでしょうか。
普段はお目こぼしされていても、警察がその気になればこのようにすぐに摘発されてしまいます。
そうならないためにはもちろん、法令を守り必要な許可を取得して営業することが第一ですが、実際の営業においてはどうしても曖昧になってしまいがちです。取り締まる側もそのあたりはわかっているので、ある程度は容認している部分もあります。
だからこそ今回のような警察が立ち入りをしやすい状況下においては、なおさら気を使って営業してくべきではないかと思います。