本日は都内某警察署に道路使用許可申請に行っておりました。
申請書が受理されて、いざ手数料支払い窓口に行こうとしたら交通係の担当者に呼び止められました。
「初めてですか?」 もちろん道路使用許可申請は過去に何度も経験があるので「いや…」と言おうとしたのですが窓口の担当者がいつもと違う領収書を見せてくれました。

申請時の手間が少し減った

令和3年7月1日より都内の警察署の窓口でいくつかの申請でキャッシュレス決裁が可能になっています。
今回は現金で支払ったのですがいつもなら手数料を支払うために別の伝票に手書きで記入しなくてはいけません。これが申請書通りの記載を求められるので「㈱〇〇〇 代表取締役〇〇〇〇」のようにすべて記載する必要があります。地味にめんどくさいのと記載スペースが狭いのですべて書ききれないこともよくあり若干ストレスでした。しかし、キャッシュレス化に伴い手書きの伝票も省略されたようです。
ホントにちょっとしたことなんですけどこれだけでも何倍も申請が楽になったように感じました。
注意点としては今までは伝票が領収書の役割も果たしていたのですが今後は窓口で領収書を請求する必要があります。(レシートはもらえます)

キャッシュレス決裁対応の手続き

今回のキャッシュレス決裁対応の手続きの中には道路使用許可のほかに自動車運転免許の更新や車庫証明、古物商の許可や風俗営業許可なども含まれています。警視庁のキャッシュレス決裁導入について
道路使用許可申請では一部の申請でオンライン申請が始まっていますが、将来的には一度も警察署に行かずに手続きが完了するようになっていく可能性もありそうです。

まとめ

日本では他の先進国と比較してキャッシュレス化がかなり遅れています。(日本のキャッシュレス決裁比率は30%前後※令和3年7月の数字です)
デジタル庁もようやく9月より発足しますし今後の行政手続きのデジタルシフトには期待しています。
そうなるとDXだAI化などといって我々のような士業は必要なくなるのではないかと言われています。
しかし人類はこれまでも産業革命やIT革命などを経験してきましたが、衰退する分野があれば逆に飛躍的に成長していく分野が出てきています。
こらからの新しい流れに順応して士業として必要とされるよう日々精進していきたいものです。