客引きやぼったくりと聞いてドキッとされた方もいるかもしれません。
2015年頃をピークに摘発件数は減っていますが、まだまだ被害がなくなったとは言えない状況です。
以前は警察も積極的には介入してくれませんでしたが、被害が多発したことと、ぼったくりを防止する条例ができて大分動いてくれるようになりました。しかし、違法な客引きやぼったくりは法の隙間をぬってまだまだアンダーグラウンドで横行しています。
そこで、客引きやぼったくりにあわない、万が一あってしまった場合の対処など、最低限これだけは知っておいてほしいと思うことを書いておきます。

客引きとは

客引きとは、相手を特定して客となるように勧誘することです。繁華街を歩いていて「お兄さ~ん」などと声をかけられ、しつこくつきまとわれ進路を妨害されたりした経験はないでしょうか。
逆に不特定多数に対して「いらっしゃい!」などと言う行為は禁止されていないため、お店の前でじっと動かず目も合わさず独り言のように呟いていれば客引きにはあたりません。
客引き行為は風営法で明確に禁止行為として定められており、東京都では迷惑防止条例でも禁止されています。違反をした場合は懲役刑や罰金刑に科されます。

ぼったくりとは

ぼったくりとは特に定義があるわけではありませんが、通常の料金概念を超えて自分が想定していた料金をはるかに超えた料金を請求をされることだといえます。
ぼったくりに関しては、東京都で2000年に「性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例」いわゆるぼったくり条例が制定され、料金表示義務が課され、暴力などによる料金の不当な取り立てが禁止されました。
違反した場合は客引きと同様に懲役刑や罰金刑に科されます。

正当なサービスの対価

私は、悪質な客引きやぼったくりは当然反対ですが、適正な客引きや、高いけれど正当なサービスの対価として納得できるものであれば否定的ではありません。
繁華街などの賃料の高い地域では立地の悪い条件で営業されている店舗もたくさんあります。
そういった店舗はある程度の宣伝は必要でしょうし、適正な客引きまでを禁止していまうのは少々やりすぎではないかと思っています。
ぼったくりに関しても夜の世界は夢を売っているとう一面があると思っています。ぼったくりというと聞こえは悪いですが、料金表では計れないサービス料というものもあると思っています。高いと思わせないほどお客さんに納得してもらえるサービスを提供すれば、それはぼったくりではありません。お座敷遊びなどはいまだに料金表がないといわれていますが、サービスに絶対の自信を持っているからだと思います。
とは言え、お酒が入って判断力が鈍った状態でサービス料やテーブルチャージ、通常以上のカード手数料など、複雑な会計システムを悪用した料金の取り立てはぼったくりだと思いますし、法令でも禁止されています。
しかし、そんな酔っぱらった状態で強面の店員さんに「条例がどうだ」とか「事前に聞いてない」などと言える人はそういないでしょう。また、そういったお店は対応にも慣れている場合が多く、軽くあしらわれて終わりというケースがほとんどでしょう。

被害に遭わないために

ではどうすれば被害に遭わないかというと、結論として身も蓋もありませんが、そういうお店には行かないことが一番です。
ぼったくりを行うようなお店の判断基準としては、「客引きには絶対付いていかない」「行く前に口コミを確認する」などが有効です。
ぼったくりをするようなお店は、違法な客引きをしている時点で法令を遵守する気がないのでしょうから当然連れていかれるお店も違法だろうと予測できます。
それでもお店に入店してしまったらメニュー表などで都度確認したり、少しでも怪しいなと思ったらすぐに退店しましょう。滞在時間が短ければそれだけ料金はかかりません。

最後に

会計時におかしいと思ったらお互いが納得する料金だけ支払えばよい!と言いたいところですが、いざそういった場面に出くわした場合、前述の通りに実行するのはなかなか難しいと思います。
いったん支払いをしてしまうと、取り戻すためにはかなりの手間がかかってしまうケースが多いので、どうにもならないときは警察を呼んだり、後日、弁護士などの専門家に相談するということで一時的に回避するのも手です。
割り切って高い授業料を払ったと思って甘んじて受け入れ、今後の人生の糧とするのも一つの選択です。
悪質な行為は論外としても、ある程度あいまいな部分があるのが夜遊びの魅力であったりします。
お店もお客さんもそこを理解した上でお互い納得したかたちで遊べる環境作りのサポートができるよう、日々精進していければと思います。